アダルトチルドレンが育った機能不全家庭では、どんなものが普通の「親密な人間関係」
なのか、というモデルがない。機能不全家庭の親の多くは「そばにおいで、
あっちへ行け」といった首尾一貫しない「愛情」のメッセージを子どもに送りつづけている。
今日は抱きしめられたかと思うと次の日は殴られる、といった親子関係の中で、
子どもは「見捨てられる恐怖」を強く抱いて育ち、その結果、人間関係の中で
自分の要求を主張できないまま他人にしがみつくことになりやすい。
また「このチャンスを逃したら愛情は二度ともらえない」という感覚に
とらわれているため、たとえばつき合ったばかりで結婚の話を持ち出すなど、
人間関係を早急に発展させようとしてあせって、他人に「息が詰まる」という
印象を与えやすい。