アダルトチルドレンの育ってきた機能不全家庭は安全の欠如と恐怖に支配されているにもかかわらず、
全員が家庭の崩壊を防ぐために“足抜け”は許されない、といった場所であった。
そのためアダルトチルドレンは早く立ち去った方がいい虐待的な環境の中でも「それが普通だ」と
思って忠誠を尽くしつづけていることがよくある。
また、アダルトチルドレンは親密な関係を築くことが難しいため、一度相手と人間関係を持ったら
次はいつ同じように友達を得られるかわからない、と信じ込み、関係の崩壊を
防ぐために相手の明らかな不誠実に対しても目をつぶって耐えていることがある。
他の選択肢があると考えずに、ひとつの事に自らを閉じ込める。
機能不全家庭の中では親のしつけや愛情のメッセージは首尾一貫しない、混乱したもの
であることが多く、そのため子どもは「自分の行動」と「その結果」を結びつけて
考えるスキルを欠いて育つ。このためアダルトチルドレンは生活の中で決断ということがなかなか
できなかったり、また衝動的な行動の結果として自己嫌悪を深めていくことが多い。
(J. Woititz 『Adult Children of Alcholics』、
解説部分参考『The Self-Sabotage Syndrome - Adult Children in the Workplアダルトチルドレンe』)