生まれたばかりの子どもが自分についてどんな感情をもつか(=自己イメージ)
は、ほとんど周囲の環境にゆだねられている。子どもは成長していく過程で、
強く関わりを持ってくれる他者(たいていの場合、子ども自身の親)からの
メッセージによって「自分が何者であるか」のイメージを形づくっていく。
機能不全の親の場合、このメッセージが「愛しているよ、あっちへ行け」と
いった首尾一貫しない、あるいは否定的なものであることが多い。このような
メッセージを取り入れて育ったアダルトチルドレンは「自分は何者であるのか」という
自己イメージが混乱し、肯定され受け入れられることを求めながらも、他人からの
肯定のメッセージを受け取ることができない。